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歴史 |
■ 理解されなかった時代
グループウェアの起源は1968年にサンフランシスコで開催されたFJCC(Fall Joint Computer Conference)でダグラス・エンゲルバートが行った遠隔共同支援システム(NLS:oN Line System)のデモンストレーションが、その始まりではないかとされています。彼はこのデモの中で、電子遠隔会議や対話、共同執筆作業、共用ハイパーでテキストなどを実演しました。
しかし当時はあまりに画期的な実演だったため、それがグループウェアというものの原型であるという認識は誰にもなかったのです。
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(ダグラス エンゲルバート)
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■ 空白の20年間
グループウェアが新しい学際的な研究分野であるとして、やっと注目されたのは、それから20年もたった1980年代に入ってからのことです。
後に、ダグラスは、既に60年代にこうしたコンセプトはあったのに、どうしてこんなにも時間がかかったのだろう?と国際会議で語ったとされています。マウスの発明者でもある、彼の才能は、時代も追従できないほどであったのです。

■ CSCWの概念
1980年代頃からはグループウェアというテクノロジーあるいは、製品指向的概念とは別に、社会心理学や人間の協調活動に焦点をあてたCSCW(Computer-Support Cooperative Work)という概念が生まれました。このCSCWは前半の(コンピュータ支援:CS)と後半の(協調活動:CW)という二つの言葉で成り立っています。
■ 第二世代(クライアント/サーバ型全盛期)
グループウェアの原型が登場してきた1960年台〜1980年台を第一世代として考えるなら、1990年台は進化が始まった第二世代のグループウェアと考えることができます。
製品指向としては、ドミノやロータスノーツが導入される時代です。PC環境もWindows95が浸透しはじめ、まさにクライアント/サーバ型のグループウェアの全盛時代です。 しかし90年台後半になるとイントラネットの普及ととも、クライアント/サーバ型の煩雑な運用から簡易的に始められるブラウザーを利用するWEB型への急速な移行が始まった |

(ノーツR5) |
■ 第三世代(WEB型の躍進)
WEB型グループウェアは、クライアント/サーバ型グループウェアと違ってソフトウェアを社員のPC1台ずつに配布するという手間や、バージョンアップ時の更新作業など負荷の大きな作業がなく、サーバにソフトウェアをインストールすればブラウザ経由で直ぐに利用がかなうのが特徴と言えます。その分機能的には絞り込まれている部分もありますが、使い勝手の良さや手軽さが、普及の要因といえます。
代表的なWEB型グループウェアとしては、マイクロソフト(Exchange Server)やサイボウズAGなどがあり、直感的で利用しやすいインターフェイスが特徴になります。
その後は多くのベンダーが、同等のインターフェイスやサービスレベルの提供を始めると、WEB型グループウェアサービスは、まさに群雄割拠のサービス合戦へと突入していくのでした。
■ 第四世代(ASP型の台頭)
ブロードバンドの利用率増加とともに、日本ではアプリケーションサービスプロバイダー略して、ASP(Aplication Service Provider)というサービスが2000年に到来しました。インターネット回線を通じて、データセンター内にあるサーバをレンタル利用する新しいサービスです。大きな特徴は、利用者は、ソフトウェアやハードウェアを取りそろえなくても、インターネットとPCさえあれば、場所を選ばず、いつでも、どこでもASP型のグループウェアの利用が適うアウトソーシングを基調とした点であります。
遠距離間にいるメンバーや、外部連携によるビジネス構築には、非常に便利なスタイルであります。気をつける点としては、インターネット経由である以上SSLなど何らかの安全対策を考えておく必要性があるということです。
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